昨日、咳が出て熱も38度ありました。今朝も咳は変わらず熱も38度のままです。咳に痰が絡んでいる感じはありません。
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☑症状・・昨日から熱と咳がある
☑使用者・・30~40代の女性
☑特記事項・・服用薬・持病・アレルギーなし
☑車の運転・・なし
☑その他・・なし
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選んだ薬
〇ベンザブロックYASUMO
〇新ルルAゴールドDXα
薬を選ぶ方針
今回のケースの症状は熱と咳です。
ただし熱に効く薬は特に気にしなくて構いません。なぜなら総合風邪薬は解熱鎮痛薬をほぼ標準装備しているため熱への効果は担保されているためです。
⇒動画(5)「2つ以上の症状がある時」参照
ですから選ぶべき薬は咳への効果を重視して選びましょう。
咳に効く風邪薬の選び方
咳には大きく2種類、【乾いた咳】と【痰絡みの咳】があります。
この時の選び方は次の通りです。
乾いた咳⇒デキストロメトルファン
痰絡みの咳⇒去痰薬(カルボシステインやアンブロキソール)
⇒動画(1)「咳に効く風邪薬」参照
ですから咳を訴えるお客様には「咳には痰が結構絡んでいますか?」と質問する癖をつけるようにしましょう。
今回のケースは痰が特に絡んでいない様子なので「乾いた咳」と考えてデキストロメトルファン配合の風邪薬を選んでください。
薬の接客例
熱と咳があると言う事なので2つの薬を紹介させてください。
まずはベンザブロックYASUMOと言う薬です。
この薬は咳止めで人気のCMでも見る「メジコン咳止め錠Pro」と同じ咳止め成分を配合しています(もしメジコン咳止め錠Proが近くにあればパッケージを手に取って説明)。
また解熱鎮痛薬にイブと同じ成分を配合していますので、熱はもちろん、もし喉の痛みや頭痛が出てきた時にもこちらで対応が可能です。
そしてもう1つが新ルルAゴールドDXαです。
こちらはベンザブロックYASUMOとは解熱鎮痛薬が異なり、アセトアミノフェンと言う薬を配合しています。もし痛みを重視する場合はベンザブロックの方が推奨できますが、特にそうでない場合はこちらの新ルルAゴールドDXαは子供も使用可能な薬になりますので、家族兼用の薬としてもお使いいただけますよ。
飲み方は1日3回となっていますが無理に3回飲む必要はなく、熱や咳が続く時に服用してください。一般的に解熱効果は飲んでから1時間くらいで効果が出始める事が多いとされています。
ですから飲んですぐに熱が下がると言うわけではありませんので、服用時は4時間はあけて服用するようにしてください。

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