Case2 胸やけがある
ここ数日、胸焼けが気になります。みぞおちあたりから胸が熱くなるような感じがあって。アルコールもまあまあ飲みます。
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☑ 症 状・・・数日前から胸焼け
☑ 使 用 者・・・20〜30代の男性
☑ 特記事項・・・服用薬・持病・アレルギーなし
☑ 車の運転・・・あり
☑ そ の 他・・・なし
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選んだ薬
○ スクラートG
○ ガストール
薬の選び方
胸焼けに効く薬を選ぶ際には、次のことを考えてください。
Point
☑ 胃酸分泌抑制薬・・・PPIやファモチジン、ピレンゼピン
☑ 胃粘膜保護薬・・・スクラルファート
☑ 抗コリン作用がある薬は避ける(ロートエキスやブチルスコポラミン等)⇒ 動画(3)「胃酸の逆流・胸やけ」参照
胃酸分泌抑制薬は胃酸が逆流するのを防ぐ作用があり、胃粘膜保護薬は胃酸で傷ついた食道を修復する作用があります。この2つが、胃酸の逆流や胸焼けに対して優先すべき薬になります。
※ 効果を重視するならばPPIが第一選択薬になり、次点でファモチジンが選択肢になりますが、PPIとファモチジンは薬剤師による販売が必須になります。 ピレンゼピンとスクラルファートは、どちらが優れているとは一概には言えません。 ただし、胃が荒れていると感じる方や車を運転する方は、スクラルファートを選んでください。
Point
スクラルファートは胃の修復に長けているため、胃が荒れているときや胃痛が顕著な場合にも高い効果を発揮します。また、ピレンゼピンは服用後の車の運転が禁止されていますので、運転をする方には必然的にスクラルファートを選んでください。
抗コリン作用がある薬を避ける理由
胃のすぐ上に「食道」という器官があります。 この食道に胃酸が逆流すると、胸やけを感じてしまいます。
しかし通常は、胃と食道の間にある筋肉の弁のようなものが、胃酸の逆流を防いでくれます。ただし、この筋肉の弁は抗コリン作用によって緩んでしまう性質があります。 そのため、抗コリン作用がある薬、特にロートエキスが配合されている薬は避けるようにしましょう。
薬の紹介例
胸やけは、胃酸が逆流して胃の上にある食道が刺激を受けることで起こる場合があります。 この場合には、胃酸の刺激を抑える薬や、荒れた粘膜を保護するタイプの薬が候補になります。そのため、2種類の薬をご紹介します。
1つ目はスクラートGです。こちらは、荒れた粘膜に直接付着して、胃酸などの刺激から保護するタイプの薬です。 ただし、食べ物があると薬が付着しにくくなるため、空腹時や就寝前に服用してください。液剤タイプでスーッとした爽快感も得られますよ。
2つ目はガストールという薬です。こちらは、胃酸が出すぎているタイプの胸やけに使いやすい薬です。食後の胃酸を抑えるために、食後に服用してください。 ただし、この薬は服用後の運転を避ける必要があります。
どちらが優れているとは言えませんが、いずれも1箱使い切っても改善が見られない場合は、市販薬では対応できない可能性があるため、受診をご検討ください。
また、アルコールを多量に飲むと胃酸の分泌が増えてしまいますので、薬を服用している間はなるべくアルコールを控えるようにしてください。