先週からアレグラを使っているんですが一向に花粉症が良くなりません。鼻水とくしゃみが1日に何回も出ます。車を運転する事はありません。

ーーーーーーーーーーーーーー

☑症状・・・鼻水とくしゃみがひどい
☑使用者・・・40代の女性
☑特記事項・・・服用薬・持病・目薬・アレルギーなし
☑車の運転・・・なし
☑その他・・・アレグラが効かない

ーーーーーーーーーーーーーー

選んだ薬

〇ナザールαAR0.1% 

〇新コンタック鼻炎Z

第二世代抗ヒスタミン薬が効かない時

アレグラが効かない場合は他の内服薬に切り替えたとしても効果は薄いです。

なぜならアレグラを始めとする第二世代抗ヒスタミン薬の強さはほぼ横並びであるためです。

ですから第二世代抗ヒスタミン薬が効かない場合には【ステロイド点鼻薬】を考えてください。

ステロイド点鼻薬は内服よりも高い効果が期待でき、実際に花粉症ガイドラインにおいても症状がひどい時は優先的に使用される薬になります。

※今回のケースでは鼻づまりはありませんが、もし鼻づまりだけが顕著な場合は【血管収縮薬の点鼻薬】をプラスする事も選択肢になります。

ステロイド点鼻薬の選び方

ステロイド点鼻薬

・ベクロメタゾンプロピオン酸エステル(ナザールαAR0.1%等)

・フルチカゾンプロピオン酸エステル(フルナーゼ点鼻薬)

・プレドニゾロン(コールタイジン点鼻液)

・モメタゾンフランカルボン酸エステル(ナゾネックス点鼻薬)

⇒動画(2)「点鼻薬の選び方」参照

ステロイド点鼻薬の選び方として、今回の様に特に持病もない・初めてステロイド点鼻薬を試す様な人にはベクロメタゾンプロピオン酸エステルを推奨します。

理由は1か月あたりの値段が圧倒的に安いからです。中でもナザールαAR0.1%はCMでも見る知名度の高い薬なので安心して推奨しやすいと思います。

フルチカゾンプロピオン酸エステルはベクロメタゾンプロピオン酸エステルよりも高い効果が期待でき、禁忌条件も緩いですが値段が高めになってしまうのがネックです。

<ベクロメタゾンプロピオン酸エステルは禁忌>
☑高血圧 ☑糖尿病 ☑緑内障 ☑喘息 ☑18歳未満

→フルチカゾンプロピオン酸エステルは全て禁忌ではない。また15歳から使用可能。

またモメタゾン(ナゾネックス)は1日1回で済むメリットはありますが、2025年9月に市販化されたばかりなのでしばらくは薬剤師の販売が必須になります。

そしてプレドニゾロン(コールタイジン)は血管収縮薬が配合されているため選択肢から外れます。

点鼻薬は嫌だと言う人

どうしても点鼻薬は嫌だと言う人には【セチリジン】を推奨してみてください。

セチリジンは大規模な臨床試験ではありませんが、小規模な試験においては他の薬よりも高い有効性が示唆されています。

ただしセチリジンは車の運転が認められていませんので運転を行わない人にのみ推奨してください。

もし車の運転を行う人でどうしても内服薬が良い人には【ロラタジン(クラリチン)】を試してもらいましょう。

これは単純にフェキソフェナジン(アレグラ)以外の運転が認められている薬はロラタジンしかないためです。そのため劇的な改善は期待しない方が良い事を了承してもらう必要があります。

薬の接客例

実はアレグラのような花粉症の飲み薬は、どれも作用の仕組みや効き方が似ているため、他の飲み薬に変えても効果の感じ方が大きく変わらないことも多いです。

もし「どうしても飲み薬で」とお考えであれば、こちらの新コンタック鼻炎Zは「一部の報告で効果を実感しやすい場合がある」とされるお薬ですが、飲み薬だけで症状が大きく良くなるとは限らない点はご理解ください。また車の運転は禁止されています。

そこでおすすめなのが点鼻薬タイプです。たとえば こちらのナザールαAR0.1%は医療用と同成分のステロイド入りの点鼻薬で、症状がつらいときや飲み薬では十分に抑えきれない場合に選ばれることが多いお薬です。眠気の心配もほとんどないため、車の運転をされる方でも使いやすいのが特徴です。

使い方としては1日2回、毎日両方の鼻にスプレーしてください。すぐに変化を感じにくいこともありますが、1〜2日ほど続けると実感しやすくなる方が多いです。点鼻薬は続けて使うことで症状をコントロールしやすくなるタイプなので、雨の日など花粉が少ない日も、シーズン中は継続して使用する事をオススメします。