Case2 痰絡みの咳がある
ここ1週間くらい痰がらみの咳が出ます。熱はありません。煙草は普段から吸っています。車は通勤で毎日乗っています。
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☑症状・・1週間前から咳(痰絡み)
☑使用者・・20~30代
☑特記事項・・服用薬・持病・アレルギーなし
☑車の運転・・あり
☑その他・・喫煙者
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選んだ薬
〇ムコダイン去たん錠Pro
〇ストナ去痰カプセル
〇清肺湯
大半の咳止めは眠気の副作用あり
今回のケースで得られた情報としては次の3つです。
☑熱などの全身症状はない
☑痰がらみの咳がある
☑車の運転を行う
これらを順番に見ていくと、熱等の全身症状はないとの事なので、純粋に咳止めを選べばよさそうです。
そして「痰がらみの咳がある」と言う事なので去痰薬が基本になります。
乾いた咳・・メジコン咳止め錠Pro、麦門冬湯
痰がらみの咳・・ムコダイン去たん錠Pro、ストナ去痰カプセル
⇒動画(1)「咳止め薬について」参照
また「車の運転を行う」との事なので、このケースは無難に去痰薬を勧めればよさそうです。
咳止めを勧めない事について
ただここで1つ問題があります。それは咳が出ているから咳止めを求めに来たお客様に去痰薬を勧めて納得してもらえるのかと言う問題です。ここには僕なりの対処法が2つあります。
- 事情を説明して去痰薬を勧める
- 漢方を勧める
この2つです。まず①「事情を説明して去痰薬を勧める」ですが、この場合はなぜ咳止め薬ではなく去痰薬なのか、なぜ咳が出ているのか、ここに焦点をあてて指導する方法です。
そしてもう1つが②の漢方を勧める方法です。
特に痰がらみの場合は清肺湯が推奨されますので、去痰薬がNGの時の代替案として持っていてよいと思います。
⇒動画(3)「眠気と咳止め薬」参照
※ちなみに咳止めと去痰薬の両方を勧めるのはどうなのか?と思うかもしれませんが、市販薬は咳止めと去痰薬の併用は禁止されている事が多く推奨する事ができません。
喫煙者の咳は痰がらみが多い
喫煙者の咳は痰が絡む咳の事が多く、咳止めではなく去痰薬が有効な事が多いです。
ですからぜひ余裕があれば喫煙習慣も確認してみてください。
しかしこれは禁煙指導のためではなく、あくまでも去痰薬単独が推奨しやすくなるためです。
具体的には接客時に
「タバコを吸われる方は、咳止めよりも痰を出しやすくするお薬の方が効きやすいことがあります」
と伝えることで、咳止めではなく去痰薬を勧めても納得感が生まれやすくなります。
ですから痰がらみの咳が続く、見た感じ喫煙者のような方には余裕があれば喫煙習慣の確認を行ってみてください。ただし繰り返しになりますが、ここは余裕があればで構いません。
※この時の「余裕」はお客様に余裕があるかを見ましょう。
薬の接客例
熱はなくて、痰が絡む咳が続いているんですね。このタイプの咳は、咳そのものを無理に止めるよりも、痰を外に出して空気の通り道をきれいにしてあげた方が早く楽になることが多いんです。
実はタバコを吸われる方は空気の通り道に痰が溜まりやすくなるので、咳止めより「去痰薬」の方が効きやすいケースが多いんですよ。
さらに毎日お車を運転されるとのことなので、眠気が出る咳止めは避けた方が安全です。
そこでおすすめなのが、こちらのムコダイン去たん錠Proです。痰をサラサラにして出しやすくするお薬で、眠気の心配がないので運転前でも使えます。
もし痰も咳もどちらも少し抑えたい場合は、痰がらみの咳によく使われる漢方の清肺湯という選択肢もあります。
まずは痰をしっかり出して治すタイプのお薬から使ってみるのが一番理にかなっていますが、いかがなさいますか?